はじめに
初めまして。Lukeと申します。
懲りずに引き続き湿原誓いを使ったパーティを使っていて、最終2桁を記録することができたので記事にしたいと思います。
使用したパーティはこちら。
誓い技の仕様がわからない方は過去記事をご覧ください。
【剣盾S2ダブル】湿原ダイマックス!【最高145位 最終273位】 - 底なし沼の底
構築経緯・コンセプト
使用率上位ポケモンの禁止によって、誓いにとって苦しい相手であったゴリランダーが禁止となりました。さらにガオガエンの禁止により猫だまし持ちが激減し、展開がしやすくなりました。
以前使っていた構築
(【剣盾S7ダブル・公式大会予選】湿原交響曲【最高1909】 - 底なし沼の底)
のうち禁止を食らったのはドリュウズだけであったため、最初はドリュウズの枠を別のてきとうなポケモンに替えて潜っていました。
ところが、の禁止に伴って台頭した新たな追い風始動ポケモンは、素でインテレオンより速く追い風を起動するだけでなく、火力のある高速ダイジェットを兼ねる性能であったため、従来の形では湿原で追い風に勝つのは難しいと考えました。
加えて猫だましの使用率が減ったことを受けて、インテレオンをスカーフに変更、さらにファイアローの疾風の翼ブレイブバードを耐えるため、配分をHSに変更しました。
続いてトリックルームへの対策です。
以前インテレオンのダイアーク+シルヴァディのシャドボ集中により強引にトリル要員を倒すというものを使っていましたが、新たなトリル要員としてキュワワーが数を増やした中で同じ手法を用いるのには無理がありました。
また、インテレオンをCSからHSに変更したことでサマヨールの処理もできなくなっていたため、新たにインテレオンのダイホロウ+ゴーストメモリシルヴァディのマルチアタックの採用に至りました。シルヴァディがゴーストタイプとなることで猫だましを無効化するため、インテレオンがダイマックスすることで猫+トリルも問題なく処理できます。
※8世代からマルチアタックの威力は120に修正されています。
スカーフ持ちのHSインテレオンをダイマックスさせるのは強くない行動にも見えますが、インテレオンの耐久が高いことで以前ほど簡単には突破されないため、相手のダイマックスを切らせてから裏のポケモンを通すプランも取れるようになりました。
その補助としてマッドショットを採用し、ダイアースで味方の特防を上げられるようにしました。ダイマックスしないときでも追加効果のS下降をスカーフの素早さから打てることは強力です。
誓いが苦手とするトリルと猫だましに対して誓いで有利を取れるようにしたことで、幅広い相手に対して選出を歪ませることなく一番強い動きを押し付けられるようになりました。
個体紹介
インテレオン
持ち物:こだわりスカーフ
特性:げきりゅう
努力値:臆病HS252 B4
実数値:177-x-86-145-85-189
技:みずのちかい / エアスラッシュ / マッドショット / シャドーボール
※キョダイマックス個体
技構成は前述のとおり。トリル阻止にダイマックスを切った時ウーラオス等への打点としながら素早さを上げられるダイジェットも採用。
するどいくちばし陽気ASファイアローのブレバ媒介ダイジェットまでは確定で耐えます。
湿原を起動する前に疾風の翼追い風をされた場合、インテレオンを抜くのに必要な素早さ実数値は142なので準速ポリゴンZには抜かれてしまいますが、準速ジュラルドンや準速すいすいキングドラ、最速パッチラゴンであれば先に動いて湿原を展開できます。
配分はHPを削ってBDに振り分けた方が効率がいいです。ミスでした。
H175でB12振り辺りが妥当かと思います。
持ち物:ゴーストメモリ
特性:ARシステム
努力値:意地っ張りH244 A252 B12
実数値:201-161-117-103-115-115
技:くさのちかい / マルチアタック / サイコファング / 電磁波
マルチアタックの火力がかなり出るため、湿原展開後に場に残ったとき高い圧力をかけられるのが優秀でした。イメージとしては合体草の誓いを当てた後のファイアローをマルチアタックで落とせる程度(乱数)です。
電磁波は以前使っていたものと同様湿原による素早さの有利を継続するのに便利です。
マルチアタックの通りが良すぎて4つ目の技に入れたいものがあまりなかったので、壁展開に対して有利に動けそうなサイコファングを採用しました。
パッチラゴン
持ち物:とつげきチョッキ
特性:はりきり
努力値:意地っ張りAS252 B4
実数値:165-167-110-x-90-127
技:でんげきくちばし / ドラゴンクロー / つばめがえし / 10まんばりき
今期はもっと最強ポケモンになりました。
しばらく珠で運用していましたが、ラプラスやアシレーヌなどの電気弱点とドサイやガラガラなどの避雷針を合わせる構築が散見されたため、それらに対して強く立ち回れるチョッキでの採用に変更。
持ち物:ぼうじんゴーグル
特性:すりぬけ
努力値:控え目H252 B4 C36 D124 S92
実数値:167-x-111-187-126-112
技:ねっぷう / シャドーボール / ふういん / トリックルーム
調整意図:S+1で最速リザードン抜き、C11n
トリル封印ポケモンです。ガチガチのトリルが来たら選出します。
耐性上パッチラゴンに出てきやすいナットレイやモロバレルに対して全体技で圧力をかける湿原エースとしても活躍してくれました。
持ち物:こだわりメガネ
特性:フェアリースキン
努力値:控え目CS252 H4
実数値:171-73-85-178-150-112
技:ハイパーボイス / はかいこうせん / でんこうせっか / マジカルフレイム
A個体値最大にしてませんでした(照)
非常に通りはよかったです。シャンデラと同速になってしまっていますが、同時に出すことはあまりないので問題視はしていません。S+1でリザードン抜き。
ジュラルドン
持ち物:いのちのたま
特性:すじがねいり
努力値:臆病CS252 D4
実数値:145-x-135-172-71-150
技:りゅうせいぐん / ラスターカノン / かみなり / あくのはどう
パッチラゴンが珠よりチョッキの方が強いのではと考え珠を外した後、珠持ちがパーティにいないのは弱いのではないかと思い、パッチラゴンと攻撃範囲を補完できる鋼タイプとして採用しました。
採用したのは最終日で、それまでは鉢巻一撃ウーラオスを使っていました。
結果的にほとんど選出しなかったですが、指持ちを選出画面で牽制するカカシとしてよく働いてくれたような気がします。
この枠はドサイドンに対して打点があることが最低条件ですが、他にいいポケモンはいるだろうなあと思っています。
選出・立ち回り
指+トリルが見えるか、素早さ操作が何もなさそうで全員鈍足でもない限りは全て初手で選出します。
誓い技を守られると苦しいのでS操作をしそうな方に打つなど、可能な限り守られてもケアが効く方を選びます。
トリルはダイホロウ+マルチアタックで落とします。
裏には湿原下で暴れるポケモンを刺さりをみて選びます。パッチラゴンはほぼ基本選出と言っていいです。
初手以外の選出をするパターン
- アシレタンザン
準速蒸気機関セキタンザンはスカーフインテレオンより速いため、湿原選出では苦しいです。パッチラゴンのダイアースでアシレーヌからの攻撃もケアしながらダイマセキタンザンをそこそこの乱数で沈められるため、初手にパッチラゴンを置くと有効に立ち回りやすいです。
- 指(粉)+トリル
アローが同居しているなど、湿原を通さないと勝てないパターンも見える場合は選出択になります。封印シャンデラを警戒してシャンデラに強い枠+トリル使用枠といった選出がある(=指+トリルではない)ので、基本的には強引に湿原初手を置いた方がうまくいくことが多いです。 - ガチガチのトリルパーティの場合は封印シャンデラ+パッチラゴンorニンフィアのような出し方になります。
当たると厳しい相手
-
+S実数値142以上でインテレオンをワンパンするポケモン
追い風に対しては湿原で返すしかないですが、それを阻止されると為すすべがないです。ただ、ファイアロー+パッチラゴンなど別の選出パターンで来る場合も多々あるのでお祈りで湿原初手を投げます。 -
+
一般にねこだましのケアとしてはインテレオンダイマックスで何とかなる場合がありますが、この並びではインテレオンがダイマックスしても美味しくなく、コバルオンは硬すぎて湿原を通してもパッチラゴンで即死させられるわけでもなく、猫と袋叩きの択も発生するため非常に不利です。
ねこだましが環境から減ったことを受けて思い切ってインテレオンをスカーフにしたため、当然ですがねこだましが初手に来る相手は苦しいです。
一方で、襷インテレオンで苦しかった雨パに対して有利に立ちまわれるようになったことは大きかったと思います。
正直に言って、一番当たりたくなかったポケモンはバチンキーですね。
最後に
次のシーズンでは鎧の孤島発売時と同様シーズンの途中から急に夢特性の化石ポケモンが解禁されたりすると思うので、それも想定して違うパーティを使ってみたいと思っています。
コードを公開していますので、興味のわいた方は使ってみてください。ジュカインが冠の雪原で戻ってきたりでもしない限りゴリランダーがいる環境で使うのは無理だと思っているので。。。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
何かありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までお願いします。
それでは、失礼します。
サムネ用 ゴーストメモリシルヴァディくん