底なし沼の底

The two moves have become one! It's a combined move!

【CL愛知2023】ジバコイルVSTARミライドン

はじめに

はじめまして。Lukeと申します。
このたびCL愛知2023に参加しましたので、使用したデッキについて記しておこうと思います。
CL直前の第7回きんのたま杯でも使用し、そちらはベスト4に入賞することができました。

CLでは僕のほかにnarume(@Trevenant_N)が使用しました。

調整にあたり、かんたさん(@kanta_ptcg)が全面的に協力してくださいました。とても有意義な議論ができて感謝しています。

 

環境考察

レギュレーションマークDのカードがスタン落ちし、新カードがスカーレットex/バイオレットexのみのスタンダードレギュレーションの中ではカードプールが最も狭いタイミングです。
剣盾の時を思い出すと、拡張パックソード/シールドの新カードが革新的なものばかりで環境に大きな影響を与えていましたが、正直に言ってスカーレットex/バイオレットexの収録内容は環境を動かす気で作ったとは思えないものでした。
到底レギュ変更一発目に打ち上げるパックだとは思えない、2パック合わせて強化拡張って言われても余裕で信じるかな~ってくらいです。

(加速するインフレを抑える方針はいいとおもう)


とはいえちょっと信じられなくて新弾のリスト出てから、リストの最初から最後まで通しで見て何も魅かれなくて最初に戻ってまた見るを100周はしました。

当然のことながら、従来強かったデッキタイプのうちレギュレーション変更の影響の小さかったデッキタイプが残るのみの環境となり、環境上位はロスト系デッキとミュウVMAXのデッキが席巻する結果となりました。

 

まず最初の考察として、ロスト系以外のデッキについてはメタろうと思えばメタれる構造をしているものの、ロスト系デッキだけは真正面からメタを張れるカードがプールに存在していないと思いました。
そのためこの後環境が変遷して新たなデッキタイプが流行したとして、ロスト系デッキ以外はその場その場でメタデッキを組むことが可能なものの、ロストデッキだけは露骨に対策らしい対策を組むのが困難だと予想していました。

そしてロストマインやおとぼけスピットの性質上、HPの低いポケモンを使用したデッキの人権が軒並み否定されており、HPの高いポケモンを中心とした環境となることが予想されました。

 

結果として環境は移り変わり、CL前の段階で概ね
ロストギラティナ
ロストバレット(リザードン型、ゲッコウガ型、ファイヤー型、ザマゼンタ型など)
ミュウVMAX
ルギアVSTAR
ミライドンex
サーナイトex
あたりに流行のデッキタイプが分散しました。
ロストのシェアが非常に高かったことを受け、かがやくアマージョの採用がみられるようになり、中にはピクニックバスケットやおいしいみずセットを採用しているデッキリストすら出回る始末となっていました。

 

明らかなメタカードが存在するロスト以外のデッキタイプ対してはドラピオンVやそらをとぶピカチュウVMAX、ジュラルドンVMAXに代表される対応したメタカードの採用もちらほら見られていましたが、やはりロスト対策は数枚のメタカードではなくデッキ全体で対応せねばならず、環境の構築が一定のデッキタイプに収束する大きな原因となったと考えています。

 

使用デッキについて

僕はこれまで大会で花選びを宣言したことがありません。
人の壁になって人のリストを借りて回したりする程度のことはありましたが、自分で考えてロスト系のデッキを組んで回したことは一度もありませんでした。
ロストギミックのデッキはプレイの分岐が多く、臨機応変な対応が求められます。
環境トップのロストを握るうえでミラーマッチは避けられず、ロストデッキの練度がゼロの僕が歴戦のロスト使いをミラーで越えられる気がしませんでしたし、それを実現するほどの練習をする時間は無いと判断しました。

 

ロストを使うのをやめるのであればロストをメタれるデッキを使うしかありません。
しかし先にも述べたようにロストに刺さるメタカードは存在しませんし、ロスト系デッキは非常にデッキパワーが高いです。


その中でもどうにかロストに高い勝率が出せるデッキ作りを目指すのが基本方針となりました。

 

候補デッキの模索

大したことは書いてないのでデッキの中身が知りたい人は読み飛ばしていいです。

CL当選発表まで、スカーレットexとバイオレットexの収録内容がショボすぎるのに腹を立ててミライドンexのデッキを好んで使っていましたが、やっぱりモココが場にでるデッキを使うのは不可能だと結論づけざるを得ませんでした。


モココを展開してエネ加速したあと、早期にデンリュウexへと進化してロストマインによる圧を解消するデッキも作ってみて色々と試しましたが、デンリュウexへと進化を迫られる圧とエネ加速のテンポが嚙み合わなかったときの盤面が悲惨でダメでした。

デッキコード:MMyyUy-jZCkii-XpX3Xy


とはいえ、Dレギュレーションをスタン落ちさせておきながらポケモンSVシリーズ第一弾がこの有様で環境上位はギラティナとミュウが独占!とか言われると萎えすぎてお気持ち出るとこ出てしまいそうだったので、CLの使用デッキは新弾カードから作りたいという気持ちがありました。

スカーレットexバイオレットexのリストは100周しましたが、使える水準のカードがかなり少なく候補となるカードの数はそう多くはありませんでした。

 

新弾のカードについて

サーナイトexは明らかにおかしなことが書いてあるパワーカードですが、先述したモココデンリュウデッキ崩壊の経緯からリファインのキルリアを並べることそのものに大きな疑問があったので候補から除外。


パフュートンexを使った回復デッキはよさげに見えますが、ロスト側がベンチを絞るとウッウやザマゼンタを倒せない点に厳しさを感じました。それでも何とかしたくてできたおもちゃがコレ。見た目通り弱そうなのでやめました。

デッキコード:fkvbbk-l8q4Dk-Vb5FFk

 

スタートデッキのウェーニバルが面白い性能をしているので、カイで立てるデッキタイプは考えてみたけどあまり形にならなかったので没になりました。

エネの色にもつけ先にも縛りがないため、色々悪いことが考えられます。

白馬パルキアでげっこうしゅりけんを打ちやすくしたりダイランスをエネルギー回収から連射したりするのがわかりやすい使い方でしょうか。

 

コライドンexやルカリオex、新規のルカリオを中心とした闘デッキはミュウVMAXとサーナイトに超弱点を突かれるのが致命的すぎて没。

ジュペッタexはアビスシーク等を考慮すると別にロストに有利でもなんでもないので没。

ワナイダーexはデッキコンセプトからして進化ラインが複数必要であり、マトモに回る未来が見えなかったのとかがやくリザードンに弱点を突かれるのが終わりすぎているので没。

他にボタンを使った回復デッキやブロロロームのデッキなども考えてはみたものの、CLに持っていく強度になる気はせず、新弾のカードを使うのだとしたら
クレッフィでどうにかするデッキ

・ミライドンex

の二択になりました。


クレッフィは一見ロストに強そうに見えますが、ロストにはあなぬけのヒモが多投されているので初手で2面展開するのが前提でまず再現性が怪しいのと、展開できたとしてクレッフィで止めながら高い打点を出したり強い準備をしたりする必要があります。


具体的にはクレッフィを前にだすレジエレキやミュウツーVUNIONを準備するデッキが挙げられると思いますが、アビスシークで準備が容易かつクレッフィ2体をロストマインで美味しく頂かれることを加味してもクレッフィを軸に構築を作るのはロスト側に有利な選択になってしまうと考えました。

 

note.com

こちらの記事が詳しくてわかりやすいのでおすすめです。僕自身もとても参考になりました。

 

クレッフィを置く再現性の高い霧の水晶を使えるデッキとしては、リファインキルリアのほかに黒馬バドレックスVMAXが考えられます。

こちらはキルリアと異なりロストマインがそれほど大きな障害とはならないためクレッフィは有効かもしれないと思いましたが、ラルトスと違って逃げ2なのが致命的でクレッフィ前の要求が重いので候補外となりました。

 

そういうわけでミライドンに帰ってくるのですが、モココを出すわけにはいかないのはすでに述べた通りです。
エレキジェネレーターはどこまで行ってもパチンコ要素の消えないカードで好きではありませんが、「モココを場に出さずに済む」ということに価値のあるカードなので渋々エレキジェネレーターで加速するミライドンデッキを考えてみる方向にシフトしました。

 

以上のような思考の過程を踏んだので、CLの決勝にサーナイトexが残っていたのはとても嬉しかったです。

 

ミライドンデッキについて

環境にはレジエレキVMAXとミライドンexを組み合わせたデッキが流行しており、確かにVSTAR一撃のラインに届く280ダメージを簡単に出せることは非常に大きな要素で、デンリュウにはない利点です。

デンリュウexのデッキを研究している中で、ロスト対面において
・順当に戦えば普通にミライドンが負け筋になってロストインパクトなりリザードンなりで回収されて負けてしまうこと

・タンデムユニットを毎ターン使えるという性質と崩れたスタジアムを組み合わせることで、序盤のおとぼけスピットによる優位をほぼ無効化できること

・タンデムユニット→そくせきじゅうでんがとても安定すること

ロトムVをドローに使う場合、ロトムVSTARに進化することでVSTARパワーで安定感に寄与しながらスクラップパルスで序盤のロストとの殴り合いを概ね遂行できること

 

はわかっていて、しかしそのうえで色々と工夫を凝らしてもロストへの勝率は低いままでした。

単にモココを外してジェネレーター型にしたところで、かがやくリザードンやザマゼンタが苦しい状況は改善しないため、新たな開拓を目指したところジバコイルV・VSTARラインの採用が非常に効果的でした。

ひっぱりじりょくはマナフィを簡単に処理できるだけでなく、レジエレキVMAXの特性トランジスタが乗るため、

1バフでかがやくゲッコウガキュワワー

2バフでノコッチヤミラミキルリアアーケオスネオラントV

3バフでルギアV

などを倒すことができます。


ひっぱりじりょくマナフィ(またはゲッコウガ)+ジャッジマン→エレクトロスターの動きがロストに対して強力で、終盤もひっぱりじりょくでサイド1の回収が簡単なためツツジなどで干渉されてもリーサルがしやすい点も高評価でした。

序盤ジバコイルで暴れたあとギラティナが起動しても、裏に280点を出せるミライドンを待機させるのが容易なため一気にアドバンテージを持っていかれることがないのも良く嚙み合っています。

 

 

余談(ジバコイルVSTARを思いついた経緯)

雷タイプに限らず広くほかの候補デッキを考えていた過程でアルセウスVSTARのチェレンのきくばりやパフュートンexのモミなどは議題に挙がりましたが、これらのデッキは回復をするのにサポートを使う関係上盤面にビーダルなどの置きドロソを使う必要があり、これらのポケモンをロストマインで回収しながらツツジを打たれた時100万年ドローゴーして負けるという問題を抱えているように見えました。

上に貼ったいちょーさんの記事でも触れられていることで、いちょーさんの考察は基本的にかなり信用しているのでウンウンって言いながら読んでいました。


この点を考えたときトゲキッスVMAXを使いたいなと思ったのですが、スタン落ちしていたため似たカードを探したところジバコイルVSTARに目が留まりました。これなら置きドロソを使うことなく常にハンドリソースをキープしつつ、ジャッジマン(もしくは回復札)を連打することが可能ではないかと思いました。

ポケギア+キャンセルコロンを持ってきてボスの指令マナフィでエレクトロスターを打つなどのキモい行動ができるのも強そうなポイントでした。
結果的にマグネグリップを強く使っていくデッキ構成にはならなかったですが、ジバコイルVSTARを評価するに至る重要な視点だったので書いておきました。

 

デッキレシピ

Luke使用リスト(CL愛知)

デッキコード:nngHng-FbEJft-nnPnNH

 

narume使用リスト(CL愛知)

デッキコード:x8J88G-Orl1vy-D4Y8c8


Luke使用リスト(第7回きんのたま杯)

デッキコード:MXyyXX-fgjjWu-ypyppy

 

デッキコンセプト

環境に多いと予想したロスト系デッキに対して、
「ジャッジマン+ひっぱりじりょくマナフィ(またはゲッコウガ)」→「キュワワー2体にエレクトロスター、あわよくば都合よく追加でジャッジマン」
「初動展開に使ったミライドンでおとぼけスピットを受ける→タンデムユニット崩れたスタジアムでミライドンをトラッシュ」
トランジスタフォトンブラスターでギラティナVSTARを一撃で処理」
「終盤の残りサイド1枚をトランジスタ+ひっぱりじりょくで簡単に回収し、ギラティナ前突っ張りを許さない」
の要素を使ってロストに勝ちに行くミライドン展開のデッキです。


ひっぱりじりょく、エレクトロスターの要求エネが2枚のため、先攻であればエレキジェネレーターに頼らなくとも手貼り手貼りで起動でき再現性が高いです。

結果としてクレッフィを使って止めたりするデッキタイプと比較してもロストに強いといえるデッキに仕上がったのではないかと思っています。

 

採用カード

ポケモン

・ミライドンex 4
崩れたスタジアム採用の関係でフル投入です。
スタート率も上がるので安定感に寄与する良い配分だったと思います。

 

・レジエレキVMAX 3-3
一般的なエレキミライのリストではレジエレキVMAXを2枚に絞ってこだわりベルトを厚めに積んでいるリストも見受けられますが、このデッキではジバコイルのひっぱりじりょくが重要なのでしっかりと2本立てられるように3-3で採用です。

 

ジバコイルVSTAR 1-2
ジバコイルVSTARはロスト対面以外では基本的に使わないためピン採用。(narumeは2枚採用)

ジバコイルVSTARを使いながら最後にひっぱりじりょくでリーサルしたいことが多々あるので進化前は2投です。


ロトムV
事故回避の1枚。
回収ネットがなくなった今引ける枚数や安定感への寄与という意味ではかがやくゲッコウガと大差ないかそれ以上だと考えていて、何よりタンデムユニットで出てきて先1から確実に引いていけるのが非常に強いです。
崩れたスタジアムを多投しているので負け筋になりそうな対面では都合よく消すこともできます。
個人的にはミライドンを使う上で必須級のカードだと考えています。
ジャッジマンの確率が高い対面では置かずにレジエレキの3本目などを出すようにしてもいいです。
ロストを重く見たこのデッキでは、ロスト対面ほぼジャッジマンは打たれないものとして考えられるので評価が高くなりました。

 

そらをとぶピカチュウV・VMAX
ものすごく入れたくなかったですが、一撃ルギアが数を増やしているようだったので出発前夜に協議の結果イシヘンジンへのメタで渋々採用。(narumeは不採用)
CL当日は結構ルギアが多かったので正解だったと思います。


ドラピオンV
無いとミュウへの勝率が1割を切ると思っています。
ドラピオンがあって3割あるかないかくらい。追加で空の封印石があると4割くらいにはなるかなあという気持ちです。
採用したくなさ過ぎてミュウ対面を何度も回して検証した結果、「相手のミュウがたまたま事故ったときにマッチを拾えるように入れる」という答えに落ち着きました。

 

グッズ

・ネストボール 1
ミライドンがタンデムユニットを使ってしまうと山に残る無駄なカードになるため、極力枚数を絞り1枚採用。
ペパーから手札コストなしでドラピオンをサーチできるという意味での採用でもあります。
また、ハイパー4ミライドン4の8枚採用からネストボールを加えた9枚採用を比較すると、初手でミライドンを置ける(タンデムユニットで展開できる)確率に雷とマグマストームくらいの違いがあります。

雷は当たらんけどマグマストームは当たる。


・ポケギア3.0
マグネグリップから触れるサポートとして1枚は採用したいです。
普通にポケギアはポケギアなのでサポートを選択的に使えるのが強く、2枚採用です。(narumeは1枚採用)


・あなぬけのヒモ 2  いれかえカート 1
崩れたスタジアムに寄せてビーチコートを採用していないのもロストを助けないためですが、当然自分側の逃げる札が減るので気持ち多めの3枚採用です。
ひっぱりじりょくを前に当てたいこともあるのでヒモ多めの配分です。
後1上振れジェネレーターフォトンブラスターの犯罪ムーブにも使えるためヒモは強いです。


ポケモンのどうぐ

・こだわりベルト 1
ボススターレクイエム等で不意にレジエレキを消されてもペパーや森の封印石から280打点を出せるように採用です。
ルギア対面のひっぱりじりょくの強さにも関わるのでできれば2枚欲しいですが、使わない対面も多いので「枠の都合」の犠牲になりました。

 

・森の封印石 1
ペパーから触れて雑に強いので採用です。
エレクトロスターを打ちたい対面もあるので2枚は邪魔だと判断してピン採用です。


サポート

・ペパー 1
エレキジェネレーターを使う関係上エネルギー転送よりエネ現物を積みたいため、エネルギーをサーチできないサポートである点が弱いです。
持ってこれるカードそのものは強いのですが、手貼りが欲しい盤面の解決札にならない点を考慮して1枚だけの採用です。

narumeはペパー2投ですが、CL終了後2投なら学習装置を採用すべきだったとのことでした。

 

・ボスの指令 2
ひっぱりじりょくで事足りる対面があることを考慮して少なめの2枚。

 

・ジャッジマン 3
ポケギアと合わせてほしいときに打つためには3以上必要かなと思います。
とはいえ自分が事故る可能性もある札なので博士の研究を優先して使いたいことも多く、4枚は過剰かと思います。


スタジアム

・崩れたスタジアム 3
タンデムユニットと非常に相性がよく、いつでもベンチをパンパンにできるので崩れたスタジアムさえ引いてこればいつでも負け筋ポケモンを盤面から消すことができます。
単純に嫌がらせのスタジアムとしての性能も高いため、ジャッジマンを多めに積んでいるこのデッキとの親和性は高いです。

ジバコイルVを見てエレクトロスター警戒でマナフィを置く人もいますが、マナフィを優先してマナフィ以外を崩れたスタジアムでトラッシュしてくれるとさらに窮屈な盤面を押し付けることになり強いです。

 

・基本雷エネルギー 13
できれば14枚欲しいですが枠がキツくて血涙を流しながら13枚にしました。

 

不採用カード

・空の封印石

ルギア対面でベルト+レジエレキ3面を立てながらひっぱりじりょくでルギアVSTARを呼びつつスターオーダーを起動するという超上振れムーブが叶えば、サイドプラン上イシヘンジンを1回は相手してもいいため楽になりますが、まあそんなことは起こらないです。

ほぼミュウピンポイントの採用になります。narumeはミュウを重く見て採用。

 

・学習装置

ロスト対面では腐ってしまい、ミュウやルギアの対面でほしいことがたまにあります。

しかしベルトを貼れなくなるデメリットもあり、ジェネレーターの下振れを補完するカードでしかないため今回は不採用となりました。

 

アクロマの実験

追加でサポートを積むならこれです。

5枚全部ほしいということも多く、使用感は無難だけど特別強くもないくらいの感覚でした。ポケギアの増量によって抜けました。

 

・ビーチコート

崩れたスタジアムとジャッジマンでの嫌がらせを重要戦略に掲げているため不採用です。

 

各対面所感

勝率の記載はマジで感覚なので話半分半分半分半分半分半分半分半分くらいでお願いします。

 

・ロストギラティナ 7割
コンセプト通り動けば勝てます。
王道負けパターンはジャッジマンが打てなかったりしてロストスイーパーを絡めて高速でロストカウントを貯められ、ミラージュゲートボスの指令ロストインパクトでギラティナの処理ルートを絶たれることと、雪道ツツジ1000億ターンパスです。

雪道を割る札は多いので、ジェネレータースカりまくって山がエネだらけの状況以外で止まるのは稀です。

 

・ロストバレット(ガラルサンダーV不採用) 8割

ジバコイルが通れば大体勝ちます。
ガラルサンダーVが採用されている場合はキュワワーゲッコウガを枯らしながらジャッジマンでお祈りか、最初から見えている場合は極力Vを出さないプレイになると思いますが、あまり対面できなかったので不確かです。
ザマゼンタはライトニングウォールで倒せなかったりするので、マグネグリップで倒しに行くのを視野にいれておきます。
マグネグリップ→ポケギア→ジャッジマンをすることが多いです。

 

・ミュウVMAX 雪道型3割 カミツレ型降参

デッキコンセプト的に抗う術がほとんどありません。
祈りましょう。相手が2ターンくらい止まれば勝てます。


・ルギアVSTAR 5割?
空ピカを採用してから多くの試合をしたわけではないので勝率はわかりません。
空ピカを押し付けて相手の出方次第で動く感じになります。
ひっぱりじりょくが有効に働く盤面が多く、ストームダイブを耐えられるレジエレキVMAXで攻撃することも多いため、エネルギーはミライドン以外に集めていきます。


・ミライドンex 5割(ミラーマッチ)
クレッフィが採用されている場合だと、ロトムVを出して動ける点も加味してデッキパワーで上回っていることが多いので勝率は5割を超えると思っています。
モココ、ライチュウV、空の封印石が採用されているようなパターンだと苦しいことがあります。
とはいえ大体は先攻か上振れ後攻が有利なのでパチンコ強いやつが勝ちます。

 

CL当日のマッチング

Luke

・1戦目 白馬パルキア 後攻6-4

ジェネレーター2回使って2回ともスカる最悪の滑り出しでしたが、ダイランスでエネが枯れ切ったところでジャッジマンから運よく捲ることができました。

 

・2戦目 一撃ルギア 先攻6-3

レジエレキスタートで手札に森の封印石以外なにもありませんでした。
相手のスタートがネオラントVだったので、ルギアだと予想してVSTARパワーを雑に切ってでも速度を出したほうが得策だと思い先1スターアルケミーからミライドンを展開しました。
ルギア決め打ちで空ピカを展開し、ロトムVで手札補充して事故回避。
ダイバルーンでテンポを取る動きはできていましたが、いちげきウーラオスVMAXがでてきてびっくりしました。
空ピカVMAXは闘抵抗-30があるので、キョダイイチゲキでも一撃エネルギーが4枚要求になります。
悪の塔でいちげきエネを既に1枚捨てていたので、活力の壺がなければ倒されない盤面でした。
ボスの指令せいけんづきでサイドを進めてきたので、次のボスは打てないと思って1ターン待って裏を作りながらボスの指令を打つ準備をして、手札干渉されなかったのでサイドを取り切って勝利。

 

・3戦目 一撃ルギア 後攻6-2
お互いに大事故でどうにもならなくなっていましたが、手張りのテンポを維持できたのでライトニングウォールを連打して勝利。

 

・4戦目 フュージョンエネ型ミュウ 先攻5-6

雪道ミュウはまだしも、メロエッタのやつはほぼ切りの対面だったし当たると思ってなかったのでしゃーないです。

 

・5戦目 エレキミライドン 後攻 投了(負け)

お互いにジャッジマンから何もなくなって坊主めくりしながらライトニングウォールを連打する不毛すぎる状況に。
ライチュウにゆっくりと5エネついて一撃でレジエレキVを処理され、そのまま負け。

お互い坊主めくりならば、相手が動き出さないと決め打ってどこかでそくせきじゅうでんを通すべきだったと思います。だいぶ後悔してます。

 

・6戦目 アルセウスギラティナ空ピカ 後攻2-6

お相手先攻前ビッパ後ろアルセウス1体手貼りエンド。
こちらの手札にエネ、ヒモ、ペパー、博士、ジェネレーターがあったので、ジェネレーター2枚を当てればヒモからフォトンブラスターで大体勝てるなと思いました。
タンデムユニットで圧縮してからジェネレーター0枚、ペパーで封印石とジェネレーターを持ってきてジェネレーター0枚、アルケミーを切ってジェネレーター持ってきて0枚。
あきらめずにスターバースの返しにジャッジマンを打ち込んだところ、返しでギラティナ進化ボスベルトロストインパクトレジエレキVMAX気絶が飛んできて280点出す道を絶たれました。(ギラティナにはもともとベルトはついていない)
ロストインパクトエネ切れの勝ち筋を追ってジャッジマン連打して頑張りましたが継続してエネを引かれ続け敗北。

いくらなんでも引きの差が大きすぎたかなと思います。

 

終戦績3-3

 

narume

・1戦目 エンテイアルカナシャインカイオーガ 先攻6-0
フォトンブラスターで2-2からボコボコにして勝ち。

 

・2戦目 一撃ルギア 先攻2-6

ウーラオスVMAXにフォトンブラスターを当てており、スプリットビームでウーラオスVMAXに3点置きながら前のイシヘンジンを気絶、またはひっぱりじりょく空の封印石でウーラオスVMAXを倒せば勝ちだったがどちらも要求を満たせなかったとのこと。ペパーは手札にあったものの空の封印石がサイド落ちしており、ひっぱりじりょくの線がなかったのでエレキジェネレーター2枚お祈りしかなく、1枚しかつかなかったとのことです。

 

・3戦目 雪道ミュウ 後攻 種切れ負け

レジエレキスタートで初手がボスジェネエネカートジャッジ崩スタ崩スタ
ジャッジからポケモンを引けず先2で種切れ負け。

 

・4戦目 雪道ミュウ 後攻2-6

フォトンブラスターでサイドを先攻し、空の封印石ドラピオンで勝ちだったが要求を満たせず。
そのままボスで殴られて負け。


終戦績1-3

 

CL総評

まさか2人合わせて10戦戦って1回もロスト踏まないとは思いませんでした。

僕は3-0からスタートしているため上位の卓に座っており、ロストのシェア率は上がってくるだろうと予想していましたが全くそんなことはありませんでした。

マッチ運が無かったといえばそれまでになりますが、ほかのデッキタイプがこれだけいて、それを軽視していた報いでしかないためただ僕の環境読みがヘタクソだっただけでした。反省して精進します。

 

きんのたま杯当日のマッチング

・1戦目 ロストリザードン 勝ち

ジバコイル通って投了。

 

・2戦目 ロストリザードンキングドラ 勝ち

さかまくかいりゅうのキングドラをカイから飴で立てて、アクロマを打ちながら手札干渉もできて自分のドローにも使える面白いデッキでした。

崩れたスタジアムが出ている盤面で、スターアルケミー→ロストスイーパー→タンデムユニット→崩れたスタジアムで220点乗ったジバコイルVSTARをトラッシュしつつ、ジャッジマンを打ちながらひっぱりじりょくでキングドラを倒したら投了をもらいました。無慈悲すぎて草。

 

・3戦目 一撃ルギア 勝ち

運勝ち

 

・4戦目 雪道ミュウ 負け

ボコボコにされた

 

・5戦目 ロストリザードン 勝ち

ジバコイル通って勝ち。

 

ロストをボコボコにして予選4-1。

 

・トナメ1戦目 ロストギラティナ 勝ち

ジバコイル通してギラティナワンパンして勝ち。

 

・トナメ2戦目 雪道ミュウ再戦 勝ち

タンデムユニットを宣言できず、相手の雪道ジャッジマンで双方バグり散らかしたけどダイライデン逃げてダイライデンって言ってたら勝ちました。

 

・トナメ3戦目 ロストギラティナ(かんたさん) 負け

調整にずっと付き合ってくれたかんたさんと準決勝で当たりました。

僕のデッキを全部知ってるので見てる観客は全く理解できないプレイがたくさんあったと思います。

手札にエネも入れ替えも全部あるけどゲッコウガマナフィも置かずアビスシークもせずにキュワワー前で花選びだけして終了で。←????????

雪道ツツジでお互いに引けるか引けないかのゲームで、割と分はよかったんですがタッチの差で及ばず。

 

・3位決定戦 一撃ルギア 負け

この時は空ピカを採用しておらず、イシヘンジンにボコボコ殴られて負け。

ジバコイル採用について肯定的な意見を下さり、ルギアデッキ対面についての議論ができて非常に有益でした。CLでのデッキ調整に間違いなく貢献してくださいました。

とても感謝しています。

 

終戦績ベスト4

 

2023/3/6 追記

レプトンカップ(110人)優勝 マツさん

いつもお世話になっているマツさん(@smatsu0813)が本デッキで参加者110人の非公認店舗大会を優勝されました。僕たちを救ってくれてありがとうございます。

 

ちゃんとロストバレットを轢いてくれていてありがたい限りです。

 

CL後環境について

CL愛知では上位に空の封印石とガラルサンダーを採用したロストバレットや、一撃ルギアが一定数残ったようです。これを受けて環境にもそのようなデッキが増えてきているように感じます。

 

本デッキにとっては不利な要素なのですが、そらをとぶピカチュウVMAXの採用をしていれば案外無理ってほどではないんじゃないかというのが現状感じているところです。

 

そらをとぶピカチュウVMAXは闘弱点ではないどころか闘抵抗を持ち、ガラルサンダーVのらいめいげりは2発耐えられます。

そらをとぶピカチュウVMAXが前にいる状態で相手側がガラルサンダーVを有効に活用するためには、ボスの指令と基本闘エネルギーとガラルサンダーV(と空の封印石)を同時に手札に抱えておく必要があり、キュワワーゲッコウガを倒されジャッジマンが飛んできて崩れたスタジアムが置かれる状況下で揃える再現性は高いとは言えません。

 

このデッキで想定している動きを上手くできていればロストに対してサイド3枚程度を先行していることになりますので、ジバコイルVSTARをスターオーダーらいめいげりで倒されたとしてもサイド進行は五分になります。(ツツジまで重ねられたらキツイかも)

 

以降そらをとぶピカチュウVMAXを前に出してダイバルーンで順次ポケモンを倒していく流れとなります。あなぬけのヒモを使ってピカチュウを退け、ガラルサンダーVでサイドを進行してきた場合は前を倒せるか、ジャッジマンで次のクララを止められるか、ロストマインの標的を崩れたスタジアムで消せるか、等の勝負になるかと思います。

 

終わりに

なんの実績も出ていないゴミデッキのレポートを書いていたら12000文字近い記事になってしまいました。ここまで読んでくれた方、本当にすみません。

今回の対ロストでの取り組みを通してロストデッキの面白さや色々な可能性を感じることができたので、これからロストギミックで色々試して遊んでみようかなと思っているところです。

長々書きすぎたのでこれくらいにします。何かありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までよろしくお願いします。それでは失礼します。