はじめに
はじめまして。Lukeと申します。
いつもお世話になっているかじさん主催のきんのたま杯もおめでたいことに5回目を迎え、今回も大盛況でした。
パラダイムトリガー発売直後の開催ということで、新弾要素を盛り込んだデッキに強く戦えそうだったムゲンダイナを持っていきました。
結果は決勝トーナメント進出後、初戦敗退という流れになりましたが、使ったデッキに関して書きたいことはそこそこあるので記しておきます。
ロストアビス環境までの構築
ロストアビスまでの環境ではこの記事に書いています。
デッキの大枠やコンセプトについてはこちらに書いているので割愛します。
デッキレシピ
デッキコード:YcG4Y8-aitXRB-ax488x
大会当日はロストスイーパー→レパルダスVで出場。でも絶対スイーパー2枚目で良かったです。
変更点
新要素について
白熱のアルカナより
・セレナ
・Vガードエネルギー
・キャプチャーアロマ
過去記事も参照。
この時から色々試行錯誤をした結果、特にVガードエネルギーの存在が非常に大きく、キュレムやパルキアなどの水デッキに対するパワーが大幅に変わると思ったので評価が上がりました。
この時はセレナとボスの指令を散らして採用していますが、全部セレナで事足りていると感じたのでボスの指令は不採用としました。
パラダイムトリガーより
・森の封印石
・さぎょういん
・ジンダイ
・未開の祭壇
・リゲインエネルギー
森の封印石はただのパソコン通信であるため、ハザードスターがあるとはいえ使わない試合で強く動け、事故回避にもなる点が高評価です。入れない理由がありません。
さぎょういんは入れるくらいならロストスイーパー等スタジアム対策札を増やしてもっとドローパワーの高いサポートで引きに行った方がいいと思ったので不採用です。
ジンダイも強く使えるデッキに見えますが、完全に腐る場面がある時点でドロサポとしてどうなの?って思うので不採用です。
未開の祭壇は過去にたま~~にムゲンダイナに採用されていた掘り下げるヤミラミと同じ効果なので試してみましたが、ヤミラミはポケモンだから強かったんだなって思いました。他のスタジアムでいいので不採用です。
リゲインエネルギーは入れるならシュートスタジアムでいいです。
シュートスタジアムを入れると若干ウッウが楽になった気分にはなります。
その他変更点
・エネルギーつけかえ
ヒスイオオニューラV+ダークパッチの組み合わせを、ガラルファイヤーV+エネルギーつけかえに変更しました。
理由は、対レジギガスやロストバレットなど、ガラルファイヤーを場に出してアタッカーとして運用する機会が増え、ダークパッチよりも相性が良かったのが1つです。
また、モミを前にいるムゲンダイナに使う場合、ベンチに下がる必要のないエネルギーつけかえの方が使いやすいです。モミの採用については経緯がややこしいので後述します。
・シンオウ神殿
アルセウス、ルギアやレジギガスに刺さるスタジアムで、VガードエネルギーがついたVSTARポケモンをドレッドエンドで倒すのに重要な役割を持ちます。
レジギガスにギフトエネルギーが採用されるようになり、ツツジ+シンオウ神殿のセットプレイが重要になりました。
ロストシティの不採用についてはモミと同様に後述します。
環境の変化
以前、主流なムゲンダイナは「ドガスダイナ」だと書きました。
ですが近頃は様子が変わってきていて、ロストシティを採用した「ブラッキーダイナ」が増えていると感じます。
その理由の1つに現環境の非Vデッキ筆頭である、ロストバレットとレジギガスの存在があると思っています。
ムゲンダイナデッキの基本の動きとしてボスの指令よりもセレナの方が適しているため、基本的には相手のベンチを呼ぶサポートとしてセレナが選択されるようになりました。
しかしそうすると非Vデッキのベンチを呼ぶことができなくなり、ロストシティで相手のポケモンを選択的にロストできなくなります。
これが顕著に響いてくるのがロストバレットデッキのヤミラミやかがやくリザードン、かがやくゲッコウガ、レジギガスデッキのレジロック、レジギガスであり、ブラッキーVMAXの特性ダークシグナルであればこれらも呼び出して倒すことが可能です。
ロストバレットデッキのスタジアムがかつてはポケストップが主流だったものの、現在は海外環境の影響が流入して頂への雪道が主流となっています。
ロストバレットデッキは、ムゲンダイナが貼るロストシティを何かのスタジアムで貼り返さなければ負けてしまうので雪道を貼るしかありませんが、雪道を貼ると特性ムゲンゾーンの解除によってダメカンを乗せたポケモンをトラッシュされて苦しくなります。
数を増やしたレジギガスデッキにはロストシティが非常に強い圧力となりますし、これら2デッキに対するロストシティの優位性から、ロストシティをより強く使えるブラッキーVMAXが強いのではないかと考えています。
さらに、ミュウVMAXに代表される「先攻2ターン目に相手のベンチポケモンを呼び出して倒す」動きをするアグロ系のデッキが減ったため、積極的に先攻から強い動きを狙っていけるブラッキーVMAXが刺さっているのだとも思います。
一方でブラッキーVMAXは先攻が非常に強い代わりに後攻の強さは犠牲にしているため、
・先手後手に関わらず強い捲りができる
・ミュウVMAXが嫌い(森の封印石の登場で増加が見込まれる)
の2点でドラピオンVSTAR採用のムゲンダイナをもう一度考えることにしました。
経験的に常に必要な進化ラインが3本以上あるとムゲンダイナはボコボコに事故るため、ドラピオンVSTARを使う時点でブラッキーの採用を見送ることとしました。
ブラッキーを入れるならシンプルに前に寄せて攻撃的に組んだ方が強いというのもあります。
まず考えなければならないのはロストシティを強く使えるブラッキーを抜くことで、非Vの対面をどうするかということ。
そこでいっそロストシティを抜いて、新勢力であるルギアに強いシンオウ神殿を採用し、レジギガスデッキに対するシンオウ神殿+ツツジでの誤魔化しを試みました。
ハザードスターを使う関係上ツツジ+ともだちてちょうを採用するため、ともだちてちょうによって序盤捨ててしまうサポートも使いやすいことからロストバレットに対してモミを試すことにしました。
非Vの対面でハザードスターは必要ないため、森の封印石を使ってモミやツツジなどの要求の高い行動を通しやすくなると考えました。
きんのたま杯マッチング
予選1戦目:ミュウVMAX 勝ち
ボコボコにしました。
予選2戦目:ムゲンダイナミラー 先攻 5-5で時間切れ
本大会のルールで時間切れはじゃんけんで勝敗を決することになっていて、じゃんけんに負けて敗北。
途中相手のマタドガスが前に出された場面でこちら側のムゲンゾーンが消えることを双方失念しており、ベンチにいる300点くらいダメージが乗ったムゲンダイナをトラッシュすることができたため気づいていれば勝敗は変わったかもしれません。大変申し訳ない。
パルキアにVSTARパワーを使わせずに倒す動きが通ったためVガードエネルギー付きムゲンダイナをダイフロストで処理できず、押し切って勝ち。
予選4戦目:ルギア 後攻 4-6 負け
相手の残りサイドが1枚、こちら2枚。
相手の場のルギアは全滅させて相手がサイドを取れるアタッカーはオーロラエネルギーが1枚ついたかがやくリザードン1匹のみの状況でムゲンダイナVMAXを前に出してシンオウ神殿ツツジを打ちました。
相手の場にはクロバットVが出ていて、ともだちてちょうを使用したため山札と手札のセレナの濃度は高い状態。
ルギア側はレントラーを採用した型で相手の場にビーダル等のドロー系ポケモンもいなかったため、ツツジとトップドローの3枚でボスの指令とスタジアムの2枚を同時に引かれない限り勝ちでしたが引かれてしまい負けました。
確率的にはかなり細いところを通されたと思うので割り切りですが、ルギアに対してやりたい動きの1つだったので詳細に書きました。
決勝トーナメント1回戦:アルセウスミュウツーVUNION 負け
スターバースマリィ崩れたスタジアムで100000000ターン止まって負けました。
総評
ハザードスターの麻痺のおかげで後攻から捲れた試合も多くあり、デッキコンセプトを遂行したうえでパワーの高いデッキだったなと思います。中々楽しいのでまたしばらく使うと思います。
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