底なし沼の底

The two moves have become one! It's a combined move!

おつきみパーティ【第3回きんのたま杯】

 

はじめに

はじめまして。Lukeと申します。

このたび公認自主大会「第3回きんのたま杯」に参加してきましたので、使用したデッキや当日のマッチングについてレポートしたいと思います。

 

知人のオーガナイザーかじさん主催のダークファンタズマ発売直後の大会で、折角なので交流した人と楽しく過ごせるようなデッキを持っていこうと思い、新弾の中から「おつきみパーティ」を持っていくことにしました。

他のデッキは色々持ってはいたものの、そういった理由から大会直前に急遽作ったレシピなのでまだまだ改善したいところはたくさんありますが、結果的に決勝トーナメントに進出し、サイドイベント全勝という中々の結果を出すことができたデッキなので本記事で紹介したいと思います。

 

デッキコンセプト

話が逸れますが、先日行われたCL愛知に向けてnarume君のレジギガスデッキの調整に付き合っていました。他に連撃テンタクルなんかも検討していたのですが、結論として

「現環境は連撃ウーラオスや三神のような非Vに対し強力なカードが少ないため、非Vデッキそのものの立ち位置はとても良い。ただし、VSTARポケモンに対するサイドレースが苦しいため真っ向から殴りあうのであれば300相当の火力が求められる。しかしツツジが非V全体を通して重いため、そこでサイドを捲られて負ける」

というのが概観でした。

 

そこで、盤面をレジ以外に割けないレジギガスデッキにおいてツツジをケアするため、またデッキを安定させるために大量のドローサポートを積むアプローチの構築をしていました。具体的には博士の研究、マリィ、ヒガナの決意、シロナの覇気の4種を全て3~4枚以上積むイメージです。

 

ピッピの話に戻ります。少し前にピッピの構築を色々考えていたカズ君からレシピをもらっていました。内容としては黒馬バドレックスやイダイトウなどのカードは使用せずピッピとアヤシシだけで火力を出していくもので、デッキエンジンとしてクロバットVとかがやくゲッコウガを用いているものでした。

少し回してみた所感として、確かにピッピだけで盤面の強さは足りており、他のカードを採用する必要性は無いということ、デッキエンジンとなるポケモンでベンチを埋めるのがとても弱いこと、デッキエンジンをルール持ち特性に依存すると雑にアヤシシが雪道で止められて苦しいこと がわかりました。

 

これを踏まえて、CL前に調整していたレジギガスデッキのアプローチを流用すればまとまりのいいデッキになるのではないか?と考え、調整に入りました。(大会当日深夜2時)

 

徹夜の調整の結果、大会当日の朝6時頃に一人回しで後攻1ターン目260点を叩き出したので、一旦デッキを完成として寝ることにしました。

 

そのレシピがこちらです。

 

デッキレシピ

デッキコード:F5VFFw-cGLgmX-kbFkvk

 

デッキ改善点

このデッキの性質として、一番の問題は「エネルギーが手札に溜まって事故る」ことです。山札を引く前にガンガンおつきみパーティを使うことが出来ていれば山札の純度が大幅に上昇して事故率も下がり、安定感が増すのですが、おつきみパーティを使う前の初動が最大の障壁となります。

 

その後の試合展開を考えると何としても初動でできるだけエネルギーを山札から引っこ抜いておきたいため、サポートはシロナの覇気、とりつかいを減らしてシバ、サナを増やす方がいいと思います。ヒガナの決意は入れなかったことを後悔していますが、大体の場合1ターン目は弱いサポートなので一長一短といったところです。

1ターン目から大量展開してくるミュウVMAX対面に限ってはサイコジャンプで回復しながら倒される性質上こちら側の要求も高いため、ミュウVMAXを重く見るならヒガナの決意は必要なカードだと思います。

 

同様の理由でVIPパス4枚投入も正解だったかなあと思っています。

このデッキは先攻を選択するメリットがほぼ無く、じゃんけんに勝っても後攻を選択します。後攻で博士の研究などのサポートを使用してVIPパスにアクセスするとその後の試合展開がとてもよくなりますし、1ターン目でVIPパスに触るためにも、サポートはシバやサナの方が強いかなあと思います。

 

採用カード

ガラルフリーザ

サイコレーザーが最強技です。

また、手札に抱えてしまったエネルギーを吐くことができ、盤面にも山札にも貢献できて霧の水晶で持ってくることもできるすごいカードです。何なら2枚目積みたいくらい。

 

いれかえカート

30回復が偉く、クイックシューターや大口の沼が重いこのデッキにとっては重宝します。4投。

 

あなぬけのヒモ

ガラルマタドガスがかなり苦しいのでもう少し多い方がいいかもしれません。

前にいる倒したい相手を一撃で沈める場面も多いデッキなので、あなぬけのヒモばかりにするわけにもいかず、難しいところです。

 

とりつかい

ドローサポート兼いれかえ札のかさまし。とはいえサポートを打つなら釣り竿などを探しに行きたい場面が多いため、減らして別のサポートで全然いいかなあと思います。

デッキコンセプト的にもサポートはあと2~3枚くらい増量したいところですが、削るとしたらボールか入れ替えしかないのでとても難しいです。

 

レーニングコート

雪道でフロンティアロードが止まると面倒くさいので貼るタイミングに注意する必要があり、できれば3枚くらい欲しいです。トレーニングコートを増やせるのであれば、かがやくゲッコウガの採用も視野だと思います。

 

基本超エネルギー16枚

おまもり付きVSTARやVMAXのHPラインは諦めてアヤシシで倒すとすると、280くらいまでピッピで出せればいいということになり、サイド落ちまで考慮してこの枚数です。

かなりギリギリの枚数なのであと2枚くらい増やせるなら増やしたいですね。

 

 

不採用カード

ミュウ(ふしぎなしっぽ)

わざわざバトル場に出るくらいにならパーティしてる方がいいです。

 

クロバットV、ネオラントV

枠があれば1枚くらい差してもいいと思います。

 

レベルボール

枠の都合で抜けてしまいました。好みでクイックボールと数枚差し替えてもいいと思います。

 

レスキューキャリー

ピッピを盤面に復活させたところで山札にエネルギーが無いと何の意味もないので、1枚でエネルギーも戻せる釣り竿が100倍強いと思います。

 

ヒガナの決意、シバ、サナ

先述の通り。

 

 

マッチング

予選

1戦目:白馬パルキア

相手の動きがかなり悪く、ギリギリ種切れはしない程度の試合展開が続いて順当に勝ち。

 

2戦目:ルカリオVSTAR

弱点マッチングなので楽な試合運びとなりました。はどうスターのダメージがとんでもないことになるので面白かったです。

 

3戦目:ゾロアークVSTAR

元々有利対面だとは思っていますが、あまり相手側の動きが芳しくなく、そのまま押し切って勝ち。

 

4戦目:アルセウスジュラルドン

お互いに酷い初手でスタート。こちら側は種切れ負けを防ぐため早々にふつうの釣り竿3枚を全て捨てなければならず、相手側はアルセウスVSTARを初手で全て捨ててしまいました。ピッピを蘇生するのが不可能であるためジリジリと負けてしまうだろうと思いましたが、最終的に「ベンチの削れたアルセウスVSTARをサイコレーザーで取られるの止めつつ、バトル場のワンパンを阻止する」の二重要求をマリィを打ちながら押し付けることによって何とか拾うことができました。

 

5戦目:ミュウVMAX

種切れ負け。手札にエネルギーしかありませんでした。

 

決勝トーナメント

1戦目:ドガダイケンキ

大口の沼とかがやくヒスイオオニューラまで採用されており、全く勝てる見込みがありませんでした。10000回やっても勝てないと思います。

 

結果 予選4-1 トーナメント1没

 

サイドイベント

1戦目:アルセウス裏工作

マリガンを2枚頂いて、後攻1ターン目で3枚加速おつきみパーティ×4回+れいこくチャージを宣言してワンダーストーム後1280ダメージでアルセウスVを倒す展開に。

相手側のこだわりベルトがサイド落ちしていて、320点出せるアヤシシを1ターンで処理できない展開となりボコボコ殴り切って勝利。

 

2戦目:きりふだスパーク

アルセウスVSTARで最初からVSTARパワーを切り、以降エレキダイナモとダブルターボエネルギーを使ってライチュウのワザ:きりふだスパークで攻めるデッキでした。

非V同士の対面ということもあり互いに苦しい試合展開となりましたが、最後は何とかアルセウスVSTARをアヤシシで倒して勝ち。

 

結果 2-0

 

おわりに

イベント全体を通してとても楽しく過ごすことができ、主催して頂いたかじさん、参加者のみなさんに感謝です。

次回以降も開催予定とのことですのでまた参加したいと思いますし、これを読んでいただいた方も是非足を運んでもらえたらと思います。

 

何か質問・ご意見などありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までよろしくお願いします。