底なし沼の底

The two moves have become one! It's a combined move!

空の封印石スイクンルンパッパ【第6回きんのたま杯】

 

はじめに

いつもお世話になっているかじさん主催のきんのたま杯も6回目を迎え、今回は会場を移してカードボックス広島店さんでの開催となりました。

初めて行ったのですがすごく綺麗な店内で、カードショップにしては珍しく対戦スペースの机同士の間隔が広く余裕があったのがとても好印象でした。

 

きんのたま杯は毎回新弾発売直後に開かれるので、毎回そのパックの新カードをメインにした構築で出て少しだけ大会の盛り上がりに貢献できたらななんて思っていますが、今回はポケモンSV発売直後ということでポケカを全くやらなくなってしまったのでかなり急ごしらえのデッキになってしまいました。申し訳ない。

 

VSTARユニバースは毎年恒例の再録パックであり、新カードの種類がかなり少ないので

・かがやくムゲンダイナ

・空の封印石

のどちらかで構築を組むことにして最終的に形になった空の封印石のデッキで出場しました。

 

ポケモンやりすぎてデッキほとんど詰められなかったのであんまり書くことはないですが、毎回一応投稿してるのでレシピくらいは残しておきます。

 

デッキレシピ

デッキコード:GYcxcK-643hAt-8K8x8x

 

↓大会終わった後に感じた変更点を反映したやつ

改良版

デッキコード:3ySXpM-boJg7G-MyyXpM

 

構築

空の封印石は結構条件が厳しく、「たね」の「Vポケモン」である必要があり、倒す相手がVSTARとVMAX限定なので、このカードでサイドプランをひっくり返したければ「280以上のダメージを出せる」必要があります。

この条件に該当するカードはそれほど多くはなく、そもそも任意のタイミングで封印石に触れないと話にならないので難しいなあというところから生まれました。

 

蒼空ストリーム発売後くらいの時期の大型大会で話題になったスイクンルンパッパ(チルタリス)を思い出し、あの頃と比べるとマチスの作戦やリセットスタンプを失っているものの最強のエンジンである「カイ」を手に入れているので何とか形にできるんじゃないかと思いました。カイ!バケツ!メロン!って言ってるデッキが弱いわけないです。水タイプ最強。

 

ルギアのシェアがとても高い環境なので、タフネスマント+シンオウ神殿でストームダイブやアメイジングシュートを耐える必要性はあると思いました。

Vガードエネルギーがつくと倒せるか怪しいラインになるので、打点アップとしてもシンオウ神殿は重要なカードです。

サイドプランを3(VSTAR)+2(V)+1(非エク)で進行したいので、Vではないポケモンを呼びたいシーンが高確率で発生することからセレナではなくボスの指令とクロススイッチャーの採用。クロススイッチャーが正しかったかは微妙なところですが答えを出すところまで行けませんでした。ポケモンSVが悪いです。

 

プチドレインのハスボーはハイテンションダンスを乗せて110点が出せるポケモンなので、ルギアがアメイジングデスのイベルタルなどを押し付けてきたときにサイドプラン2-1-2-2となり少し楽ができます。同様にマナフィのみずかけを使うのも視野です。

ハスブレロはカイで触れることが重要なのでトップエントリーよりも水タイプを優先。

 

マッチング

1戦目:そらをとぶピカチュウVMAX 負け

出オチ過ぎて草。

 

2戦目:ルギア 勝ち

1ターン手張りが間に合わなくて止まりましたが、最終ターンのマント神殿マリィお祈りが通ったので勝ちました。

 

3戦目:ロストカイオーガライコウ 勝ち

盤面から極力ロストマインの餌を減らしつつライコウを先にスイッチャーで処理できたので勝ち。

 

4戦目:ルギア 負け

シンオウ神殿が引けませんでした。

 

5戦目:ロストグレイシア 勝ち

後1メロンブリザードロンドからテンポよくサイドを取って勝ち。

 

3-2。

ルギア相手が結局マント神殿通るかどうかゲームなのでマリィやツツジを増やすべきな気もしました。途中で非Vを倒してもサイドプランが歪まないのでイベルタルリザードンの処理や暇な時のアーケオス狩りが強かったです。

 

 

【ポケモンSV発売前企画】パルデアナンバーズカップ

 

はじめに

こんにちは。Lukeです。

ポケモンスカーレット / バイオレットの発売を目前に控え、新作の発売前にしかできない、ある企画をやろうと思っています。

 

企画概要

発売前に、参加者はそれぞれ「6つの数字」を宣言します。

発売後、その数字の図鑑番号に該当するポケモンを使ってパーティを組み、対戦を行います。

対戦形式(シングル / ダブル・総当たり/ トーナメント)などは参加者の集まりを見て決めたいと思います。

 

参考リンク

www.nicovideo.jp

 

この企画はポケモンサン・ムーン発売前に有名な実況者の方々がやっていらっしゃったもので、剣盾発売前にやりたいな~と思いながら忘れていたので今度こそ企画したいと思い、この記事を書いています。

文字でごちゃごちゃ説明するよりこの動画見てもらった方が早いので見てください。

 

参加方法

Discordサーバーを作って運営しようと思いますので、僕に参加する旨とDiscordアカウントの連絡をお願いします。

参加する方はDiscordサーバー上で連絡が取れるようにお願いします。

 

 

22/11/28 発売から1週間経過してレギュレーションなどが決まったので追記

チーム分け・パートナーズ

 

レギュレーション

シングル6350フラット。

自由枠としてそれぞれ1匹、「新ポケモン(リージョンフォルムを含む)」からピック可能とする。自由枠にコライドン・ミライドンをピックすることはできない。

チーム内で自由枠ポケモンの重複は可。

チーム内で他の人がピック済みのポケモンを自由枠に使用することはできない。

 

先鋒・中堅・大将を対戦毎にチーム内で決めてマッチングする。

ブロック内での総当たり対戦を行い、ブロック1位のチーム同士で決勝戦を行う。

対戦はBO1とする。

 

発売前に公開されていたPVで事前に図鑑番号がわかっているポケモンが結構いることが判明したため、以下の番号をピック禁止に。

8~26、133~135、178~199

ギャラドス、ブイズ全員、リキキリン、ファイアローなどが該当。

 

22/01/18 予選が終わったので追記

自由枠ピック

 

試合結果

数字はポケモンの残数(同率順位時のために記録)

スカーレットブロック

ガラルルーキーズ 2 VS 佐々木千枝 1

narume 0 - 小林 2

照田 2 - SUR 0

ひよこ 1 - タ凪 0

 

・ガラルルーキーズ VS ナンジャモ

narume 3 - いちょー 0

照田 0 - 久留葉 1

ひよこ - ユタシュン

 

佐々木千枝 2 VS ナンジャモ 1

SUR 2 - ユタシュン 0

小林 1 - いちょー 0

タ凪 0 - 久留葉 2

 

ガラル☆ルーキーズ🥇レジェンドオブラウンド🥇トリックリリック🥇 予選抜け

 

バイオレットブロック

・タカツカ 0 VS オオタチ 3

きらら 0 - なゆた 1

ペンペン 0 - けむりだま 1

すばる 0 - Luke 1

 

・タカツカ 1 VS くじびき 2

きらら 0 - すしむらさき 3

ペンペン 1 - Teru 0

すばる 0 - 休歌 1

 

オオタチ 1 VS くじびき 2

Luke 0 - すしむらさき 3

なゆた 2 - Teru 0

けむりだま 0 - 休歌 2

 

ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダ 予選抜け

ハザードムゲンダイナVer.2【第5回きんのたま杯】

 

はじめに

はじめまして。Lukeと申します。

いつもお世話になっているかじさん主催のきんのたま杯もおめでたいことに5回目を迎え、今回も大盛況でした。

パラダイムトリガー発売直後の開催ということで、新弾要素を盛り込んだデッキに強く戦えそうだったムゲンダイナを持っていきました。

結果は決勝トーナメント進出後、初戦敗退という流れになりましたが、使ったデッキに関して書きたいことはそこそこあるので記しておきます。

 

ロストアビス環境までの構築

luke-noivern.hatenadiary.jp

ロストアビスまでの環境ではこの記事に書いています。

デッキの大枠やコンセプトについてはこちらに書いているので割愛します。

 

デッキレシピ

デッキコード:YcG4Y8-aitXRB-ax488x

 

大会当日はロストスイーパー→レパルダスVで出場。でも絶対スイーパー2枚目で良かったです。

変更点

新要素について

白熱のアルカナより

・セレナ

・Vガードエネルギー

・キャプチャーアロマ

 

過去記事も参照。

luke-noivern.hatenadiary.jp

この時から色々試行錯誤をした結果、特にVガードエネルギーの存在が非常に大きく、キュレムパルキアなどの水デッキに対するパワーが大幅に変わると思ったので評価が上がりました。

この時はセレナとボスの指令を散らして採用していますが、全部セレナで事足りていると感じたのでボスの指令は不採用としました。

 

 

パラダイムトリガーより

・森の封印石

・さぎょういん

・ジンダイ

・未開の祭壇

リゲインエネルギー

 

森の封印石はただのパソコン通信であるため、ハザードスターがあるとはいえ使わない試合で強く動け、事故回避にもなる点が高評価です。入れない理由がありません。

 

さぎょういんは入れるくらいならロストスイーパー等スタジアム対策札を増やしてもっとドローパワーの高いサポートで引きに行った方がいいと思ったので不採用です。

 

ジンダイも強く使えるデッキに見えますが、完全に腐る場面がある時点でドロサポとしてどうなの?って思うので不採用です。

 

未開の祭壇は過去にたま~~にムゲンダイナに採用されていた掘り下げるヤミラミと同じ効果なので試してみましたが、ヤミラミポケモンだから強かったんだなって思いました。他のスタジアムでいいので不採用です。

 

リゲインエネルギーは入れるならシュートスタジアムでいいです。

シュートスタジアムを入れると若干ウッウが楽になった気分にはなります。

 

その他変更点

・エネルギーつけかえ

ヒスイオオニューラV+ダークパッチの組み合わせを、ガラルファイヤーV+エネルギーつけかえに変更しました。

 

理由は、対レジギガスやロストバレットなど、ガラルファイヤーを場に出してアタッカーとして運用する機会が増え、ダークパッチよりも相性が良かったのが1つです。

 

また、モミを前にいるムゲンダイナに使う場合、ベンチに下がる必要のないエネルギーつけかえの方が使いやすいです。モミの採用については経緯がややこしいので後述します。

 

シンオウ神殿

アルセウス、ルギアやレジギガスに刺さるスタジアムで、VガードエネルギーがついたVSTARポケモンをドレッドエンドで倒すのに重要な役割を持ちます。

レジギガスにギフトエネルギーが採用されるようになり、ツツジシンオウ神殿のセットプレイが重要になりました。

ロストシティの不採用についてはモミと同様に後述します。

 

環境の変化

以前、主流なムゲンダイナは「ドガスダイナ」だと書きました。

ですが近頃は様子が変わってきていて、ロストシティを採用した「ブラッキーダイナ」が増えていると感じます。

 

その理由の1つに現環境の非Vデッキ筆頭である、ロストバレットとレジギガスの存在があると思っています。

ムゲンダイナデッキの基本の動きとしてボスの指令よりもセレナの方が適しているため、基本的には相手のベンチを呼ぶサポートとしてセレナが選択されるようになりました。

しかしそうすると非Vデッキのベンチを呼ぶことができなくなり、ロストシティで相手のポケモンを選択的にロストできなくなります。

これが顕著に響いてくるのがロストバレットデッキのヤミラミかがやくリザードン、かがやくゲッコウガレジギガスデッキのレジロックレジギガスであり、ブラッキーVMAXの特性ダークシグナルであればこれらも呼び出して倒すことが可能です。

 

ロストバレットデッキのスタジアムがかつてはポケストップが主流だったものの、現在は海外環境の影響が流入して頂への雪道が主流となっています。

ロストバレットデッキは、ムゲンダイナが貼るロストシティを何かのスタジアムで貼り返さなければ負けてしまうので雪道を貼るしかありませんが、雪道を貼ると特性ムゲンゾーンの解除によってダメカンを乗せたポケモンをトラッシュされて苦しくなります。

 

数を増やしたレジギガスデッキにはロストシティが非常に強い圧力となりますし、これら2デッキに対するロストシティの優位性から、ロストシティをより強く使えるブラッキーVMAXが強いのではないかと考えています。

 

さらに、ミュウVMAXに代表される「先攻2ターン目に相手のベンチポケモンを呼び出して倒す」動きをするアグロ系のデッキが減ったため、積極的に先攻から強い動きを狙っていけるブラッキーVMAXが刺さっているのだとも思います。

 

一方でブラッキーVMAXは先攻が非常に強い代わりに後攻の強さは犠牲にしているため、

・先手後手に関わらず強い捲りができる

・ミュウVMAXが嫌い(森の封印石の登場で増加が見込まれる)

の2点でドラピオンVSTAR採用のムゲンダイナをもう一度考えることにしました。

 

経験的に常に必要な進化ラインが3本以上あるとムゲンダイナはボコボコに事故るため、ドラピオンVSTARを使う時点でブラッキーの採用を見送ることとしました。

ブラッキーを入れるならシンプルに前に寄せて攻撃的に組んだ方が強いというのもあります。

 

まず考えなければならないのはロストシティを強く使えるブラッキーを抜くことで、非Vの対面をどうするかということ。

そこでいっそロストシティを抜いて、新勢力であるルギアに強いシンオウ神殿を採用し、レジギガスデッキに対するシンオウ神殿+ツツジでの誤魔化しを試みました。

ハザードスターを使う関係上ツツジ+ともだちてちょうを採用するため、ともだちてちょうによって序盤捨ててしまうサポートも使いやすいことからロストバレットに対してモミを試すことにしました。

 

非Vの対面でハザードスターは必要ないため、森の封印石を使ってモミやツツジなどの要求の高い行動を通しやすくなると考えました。

 

きんのたま杯マッチング

予選1戦目:ミュウVMAX 勝ち

ボコボコにしました。

 

予選2戦目:ムゲンダイナミラー 先攻 5-5で時間切れ

本大会のルールで時間切れはじゃんけんで勝敗を決することになっていて、じゃんけんに負けて敗北。

途中相手のマタドガスが前に出された場面でこちら側のムゲンゾーンが消えることを双方失念しており、ベンチにいる300点くらいダメージが乗ったムゲンダイナをトラッシュすることができたため気づいていれば勝敗は変わったかもしれません。大変申し訳ない。

 

予選3戦目:キュレムパルキア 後攻 6-3 勝ち

パルキアにVSTARパワーを使わせずに倒す動きが通ったためVガードエネルギー付きムゲンダイナをダイフロストで処理できず、押し切って勝ち。

 

予選4戦目:ルギア 後攻 4-6 負け

相手の残りサイドが1枚、こちら2枚。

相手の場のルギアは全滅させて相手がサイドを取れるアタッカーはオーロラエネルギーが1枚ついたかがやくリザードン1匹のみの状況でムゲンダイナVMAXを前に出してシンオウ神殿ツツジを打ちました。

相手の場にはクロバットVが出ていて、ともだちてちょうを使用したため山札と手札のセレナの濃度は高い状態。

ルギア側はレントラーを採用した型で相手の場にビーダル等のドロー系ポケモンもいなかったため、ツツジとトップドローの3枚でボスの指令とスタジアムの2枚を同時に引かれない限り勝ちでしたが引かれてしまい負けました。

確率的にはかなり細いところを通されたと思うので割り切りですが、ルギアに対してやりたい動きの1つだったので詳細に書きました。

 

決勝トーナメント1回戦:アルセウスミュウツーVUNION 負け

スターバースマリィ崩れたスタジアムで100000000ターン止まって負けました。

 

総評

ハザードスターの麻痺のおかげで後攻から捲れた試合も多くあり、デッキコンセプトを遂行したうえでパワーの高いデッキだったなと思います。中々楽しいのでまたしばらく使うと思います。

 

何かありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までお願いします。

 

 

CL横浜2023 候補デッキ

 

はじめに

おつかれさまです。Lukeです。

席数を今までの2倍近い3200席として実施される予定の横浜CL2023、席数が増えたんだから当選確率が上がる!ということで期待していた人も多かったかと思います。

ところが蓋を開けてみれば僕を含めた周りのプレイヤーはほぼ全滅でした。

こればっかりは2022シーズンで優先権取ってないのが雑魚なので割り切りということで。何なら個人的には京都や愛知の方が全然行きやすいので落選して嬉しいまであります。

横浜に行ったことがないので中華街とか巡るのちょっと楽しみでしたが、WCSにお楽しみとして取っておこうかなと思います。

 

さて、今回は当落発表から本番までわずか1週間と異例の鬼スケジュールとなっており、一応抽選通った時のことも考えてそれなりに考察を進めていたので記事にまとめておこうと思います。

今回の考察の軸

環境考察

最も人気があるのはキュワワーアクロマの実験をデッキエンジンとしたロスト系のデッキだと考えました。一方で、パワーの高さ・対応力の高さはキュレムパルキアが1番だと考えていました。

以下注意したいデッキとして裏工作パルキアを筆頭として、ミュウVMAX、ターボディアルガアルセウスバレット系(WCSで見たやつの派生)、アルセウス裏工作、ゾロアークVSTAR、レジギガスを意識しました。

 

直近で行われたWCSの決勝戦アルセウス空とぶピカチュウのミラーマッチであり、シマダダイチ選手が決勝に進んでいたことから注目度も非常に高かったと思います。

WCSのカードプールと比較すると日本ではロストアビスとダークファンタズマが追加されていますが、WCS決勝へと登り詰めたデッキがゾロアークギラティナの両方に対して明確に不利を取っていることは明らかでした。

しかしながら、新たに台頭した「ロストバレット」と呼ばれるデッキタイプ全般に空とぶピカチュウで有利が取れている点も考慮すると、WCSの影響で一定の使用者がいてもおかしくはないと考えていました。

デッキタイプの選定

最もシェアが多いと予想したロスト系デッキの強力な動きの一つに「ロストマイン+ツツジ」というものがあります。ロストマインでインテレオンへの進化を控えたジメレオンやビーダルを処理しながら手札干渉することで復帰を困難にするというものです。

また、かがやくサーナイトなどを使って強引にロストインパクトを耐えたとしてもロストマインで無駄なくサイドを回収される危険性もあります。さらにウッウのおとぼけスピットは後攻1ターン目から十分に飛んでくる可能性があります。

以上を踏まえてロスト系デッキに高い勝率を見込めるデッキを作るための前提として、デッキエンジンを低HPのポケモンに依存したデッキタイプは避けることを出発点としました。

 

また、環境に多いと予想されるデッキの多くはサポート権を「カイ」または「アクロマの実験」に使用する傾向が強いと思ったため、これらに対する牽制となる「マリィ」を能動的に使っていけるデッキタイプが好ましいとも考えました。

 

候補1:ネジキ4投レジギガス

デッキコード:cKKK4c-GS7yOU-8D884c

 

ロストアビスでネジキが実装されてから、こだいのえいちで変な技を打ちたい気持ちで使っていたネジキ4投のレジギガスです。最初は半分ふざけて作ったものですが、ネジキをフル投入したことで安定感、パワーともに大幅に向上したと思います。

定期的にジムバトルに持って行ったりしている中でも非常に勝率が高かったです。

エンペルトV、ガラルマタドガスシンオウ神殿、崩れたスタジアム、ロストシティの5種類のメタカードさえ踏まなければ全対面有利に戦えると言っていいほどに環境上の立ち位置が良いと思います。

 

少し特殊なデッキなので解説を挟みます。

ネジキの役割

こだいのえいちを使用したレジを別のポケモンと入れ替えてレジ以外のポケモンのワザを打つ、というのが最も直観的な使い方かと思いますが、ネジキの強さの本質はもっと違うところにあります。同種レジで殴り続けるハードルが飛躍的に下がるのです。

 

従来のレジギガスデッキでは、パルキアに対しテラスパークを連打したい状況の場合、「倒されたレジエレキをふつうのつりざおで山に返す」→「ボールなどでベンチにレジエレキを戻す」→「回収ネットで前を回収してレジエレキを場に出す」という流れを踏む必要がありました。

ところが、ネジキがあると「ふつうのつりざお」「ボール」「回収ネット」の3枚かけてする動きを「何でもいいレジ1枚」「ネジキ」の2枚のみで達成することができます。例えばレジエレキが欠けた盤面で手札にレジアイスを抱えている場合、「レジアイスをバトル場に出す」→「バトル場のレジアイスにネジキを使用」→「手札のレジアイスをベンチに出す」という流れで盤面の修復が達成されます。

従来、上に挙げた3種のグッズを揃えるために博士の研究で山を掘り進まねばならないシーンがありましたが、同様の状況をネジキ1枚で解決できるためリソースの管理が非常に簡単です。

 

2つめの役割はかがやくゲッコウガを場から消すことです。従来のレジギガスデッキでは手札にドローサポートが無いと基本的には詰んでしまっていましたが、このデッキではボールとエネ(+回収ネット)さえあれば隠し札で山札を掘りに行けます。もちろんこだいのえいち発動時にはゲッコウガには消えてもらわないと困りますが、そのための札として回収ネット4枚に加えてネジキ4枚も使用できるのがポイントです。副次的な効果としてポケストップを回すリスクが小さいです。むしろレジが落ちてくれてラッキーまであります。総合して、間接的にネジキがデッキの安定感に貢献しています。

 

各種カード解説

レジエレキ

パルキア以外の対面でレジエレキだけがHP120で負け筋となるケースが多いため、ターゲットボルトのレジエレキと散らして採用しています。先述したネジキのギミックから、1枚採用でもテラスパークを連打するハードルが低めです。アルセウス裏工作のノコッチに対してターゲットボルトを打ち込む場面が存在するのと、普通にでんじソナー強いです。

 

レジドラゴ

ドラゴンエナジーの採用理由は

キュレムV、ギラティナVを一撃で倒すことができる

ミュウツーVUNIONの超再生に追いつくことができる

・ベルト込みで270のVSTARを倒せる

の3点が大きいですが、ミュウツーVUNIONのコントロールデッキはミュウツー以前に通せんぼカビゴンで積むのでノーカンです。キュレムは逃げ3でレジスチルのヘビーボンバーが通らないので、レジギガスを拒否するため敢えて進化しないプレイングが苦しいです。さらにウォッシュ水エネルギーでアメイジングデスやブリザードバインドすら拒否されるため、ドラゴンエナジーが打てると楽になりますが、ヤレユータン型ではマナフィの採用が薄めだと思っているので何とかなるかな?と思っています。

また、このデッキは回すためにりゅうのひほうがほぼ必須であるため、ドラゴンエナジーは事実上ネジキでしか場に出せないカードとなってしまいます。ゆえにレジドラゴでありながら「レジドラゴである」という役割を遂行できず、イベルタルと役割が被るので不採用です。

 

かがやくゲッコウガ

先述した役割のほかに月光手裏剣を打つこともできます。

レジエレキのテラスパークと併せて強烈な盤面破壊性能を持つため、マナフィが出てこなければかなり好き放題できます。げっこうしゅりけんを打つためにゲッコウガを蘇生したターンはオマケで隠し札が言えるのも良いです。

 

こだわりベルト

VMAXを倒すのと、お守りもツールジャマーもついていないパルキアをテラスパークで倒すのにも必要です。抽選結果が出る直前の大会結果などを見ているとレジギガスが高いシェアとなっており、パルキアのツールジャマーやミュウVMAXのロストシティが増えると予想したためそこまで必要なカードではないかな?と思って抜いてみました。

マナフィが出なければテラスパークで回収できたり最悪アメイジングデスで補えたりもします。空いた枠はエンペルトVの対策と事故率低減を兼ねてセレナに回しています。

 

マリィ

相手の手札に干渉するというよりは自分の手札をリフレッシュする意味合いが強いです。ネジキを切らずに動きたいですし、サポートをあまり入れずに特性で回していく形なので固まった手札は流したいです。ついでに相手が事故るのでラッキー。

 

基本炎エネルギー

序盤前にいるのは大体レジドラゴなので、単純に色付きエネルギーの枚数が増えて殴りだしの速度が上がります。環境のスタジアムがトレーニングコートに大きく偏っており、イベルタルレジギガスを1ターン起動するには手札からエネルギーの手張りが必要になる他、隠し札に使えるのでタダ乗りして便利なことがあります。実際のところは先にエネを貼っておいたところにネジキでイベルタルを出したり、キャプチャーエネルギーの貼り先をレジギガスにしたりしておくのでオマケ程度です。

 

候補2:ドラピオンムゲンダイナ

デッキコード:8ccGG8-79Xf5v-KcK8cD

luke-noivern.hatenadiary.jp

過去に投稿したこのデッキです。

先述した「能動的にマリィが打てる」要素を持ち、VSTAR全般に対して有利な殴り合いを仕掛けることができます。前回の記事でキュレムVMAXは不利対面だと書きましたが、今回の環境でキュレムはかなり強いデッキと位置付けていたので、そこに勝てないムゲンダイナは候補外としていました。しかし、Vガードエネルギーによってほぼ常にキュレムVMAXに対して5エネトラッシュを要求できる(ベルト+4エネでは足りない)ようになり、さらにセレナとキャプチャーアロマの強化を受けて候補入りしました。

セレナは基本的にはホップ同然だと思っていますが、ムゲンダイナデッキに限っては強い状況の多いカードだと思います。

 

Vガードエネルギーここがスゴい!

キュレムVMAXのダイフロスト要求が5エネ

アルセウスのダブルターボ付きトリニティノヴァ+基本エネトリニティノヴァを耐える

・ベンチ13体あくうのうねりにベルトとシューターまで要求する

 

キャプチャーアロマについて

正直言ってふざけているようにしか見えないテキストをしています。

半信半疑ながらスーパーボールと比較する必要性は感じていたので検討してみることにしました。

ムゲンダイナデッキにおいてスーパーボールは「とりあえず何かしらたねポケモンは当たるやろ」というカードであり、一方でキャプチャーアロマはたねポケモンになる確率が50%なので、何でもいいからポケモンを置いてドレッドエンドのダメージを伸ばしたいような状況ではキャプチャーアロマが劣っています。他の状況では欲しいカードを持ってこられるキャプチャーアロマが優秀かと思います。

たねポケモンに触りたい状況として、初手でキャプチャーアロマあるいはスーパーボールでクロバットVを当てないと事故死して絶命するいうのが考えられますが、この確率はわずかにキャプチャーアロマの方が高いです。

また、ハイパーボール2枚の手札とハイパーボールとキャプチャーアロマが1枚ずつの手札では後者が完全上位互換であると言えます。

これらの理由でスーパーボールよりも価値が高いと位置づけましたが、3枚以上採用すると「これ以上要らない進化ポケモンが当たる」という状況が大幅に増えると判断して2枚採用としています。

 

対ロストデッキについて

「おとぼけスピット+ロストインパクト → スターレクイエムでムゲンダイナVMAXを3-3で取られると勝てない」ので、ロストデッキが序盤ペラペラ山札捲って遊んでいる段階からムゲンダイナでウッウの相手をしてはならない、という研究結果が出ました。そのためウッウを倒せてウッウに倒されないサイドが1or2のポケモンが必要になったわけですが、悪タイプのたねポケモンにはこれが案外いません。そこでガラルファイヤーVの採用に至りました。アサルトゲートのフーパは強いのですが、おとぼけスピットを耐えたあと裏に下げる処理が面倒臭いという点や、そもそもウッウはこちらから倒すことができない点が問題となり抜けました。一応ガラルファイヤーVはベルト+ポイズンビーク+ハザードスターでオーラバーンを270点まで伸ばすことができるので、ツツジジグザグマを絡めた動きも可能な点が強力です。(前回の記事参照)ただし、ロストデッキに限らずあらゆる方向から月光手裏剣が飛んでくる環境でジグザグマが負け筋になることが多すぎて枚数を絞ったため、そこそこ噛み合いが良くないと難しい動きではあります。

 

候補3:キュレムパルキア

他人のレシピなのでリストはありません。

真面目に順当に考えるならばキュレムパルキア1択ですらあると思っていました。

 

候補4:Vガードミュウ

デッキコード:p3y2My-lYHtC8-S3XRUp

ミュウ倒されなきゃ勝ちじゃん。のデッキ。

Vガード+手張りで起動することになるのでフュージョンエネルギーは抜いてしまって、後攻の暴れ択を失ったので余ったサポート権で手札干渉することにしました。

 

候補外:アルセウスギラティナサンダース

デッキコード:88a8Jx-K1eP4D-8YxG8c

 

WCSのシマダダイチデッキは、相手のポケモンを弱点を突いて一撃で気絶させるバレット色のあるデッキでした。この役割をロストインパクトに一元化できるのではないか?と考えたのがこれです。メモリーカプセルをギラティナに貼ることでエネルギーを温存して引き裂くを打てるのもポイントが高いです。

没理由

そもそもアルセウスギラティナというデッキタイプ自体が弱い。

サンダースが立ってもキュレムは止まらない。

 

候補外:リファインアルセウス

デッキコード:gQQ6nL-dWU5Qf-innnnL

デッキコード:FkwVF1-VhTXYD-dkkv1k

ロストマインで回収されたくない気持ちに立った時、裏工作と違い進化しきってしまえば最後まで強く、チェレンのきくばりで耐えたアルセウスは負け筋にならないことから候補入り。霧の水晶がたくさん入るので先攻1ターン目のアルセウス手張りの再現性が非常に高いのが評価点。

ミュウツーVUNIONは特性でスターレクイエムを受け付けない高HPポケモンでありながら300ダメージを連射できる性能を評価。

 

没理由

安定感が微妙。序盤を超えられるかどうかがかなり細い。

 

おわりに

多分抽選通ってたらレジギガス持っていったと思います。CL出る人は頑張ってください。

何かありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までお願いします。

 

 

ハザードスタームゲンダイナ

 

はじめに

はじめまして。Lukeと申します。

ロストアビス発売以降、しばらく使っていたムゲンダイナデッキがそこそこ仕上がったかなと思いますので構築を公開します。

 

8/11に開催された非公認の店舗大会チーム戦に向けて調整をしていたもので、前日8/10のトレーナーズリーグと連続して使用しました。

 

トレーナーズリーグは全勝優勝、チーム戦のほうは1戦勝ち盤面で時間切れサイド差決着となり負けてしまったものを含めれば個人成績は全勝で、チーム戦敗退後のサイドイベントも全勝で走り切ることができました。総合して2日間の成績は8勝1敗となりました。

 

ムゲンダイナは以前CLでも使用してとても愛着のあるデッキであり、あまり注目されなくなった現環境においてそれなりの結果を残せたのは嬉しいです。

また、現在のムゲンダイナは所謂”ドガスダイナ”が主流であり、ムゲンダイナのパワーでは勝ちにくい部分はマタドガスの特性かがくへんかガスでの遅延を狙って補う、という構成が一般的です。

そのため、今回の構築はマタドガスを採用していない点が少し特徴的かと思います。

 

CL時の構築はこちら。

luke-noivern.hatenadiary.jp

 

では早速本題に入ります。

 

デッキリスト

デッキコード:kwkF1V-YeZqgN-kfVkbk

 

デッキコンセプト

ドラピオンVSTARのVSTARパワー、「ハザードスター」に注目した構築です。

特性

ハザードスター

自分の番に使える。相手のバトルポケモンをどくとマヒにする。このどくでのせるダメカンの数は3個になる。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]

どくとマヒ、2つの状態異常にするというのがポイントで、相手のバトルポケモンが相手ターン→自分ターンの間のポケモンチェック時に毒で気絶するように調節すると、実質的なエクストラターンを得ることが可能となります。

 

ムゲンダイナVMAXであれば、30ダメージ刻みに打点の調節が可能であるワザ:ドレッドエンドと、特徴である広いベンチスペースを活用する(かがやくヒスイオオニューラやガラルジグザグマを置きやすい)ことでこの調節があらゆる相手に可能になります。

ドレッドエンドの高いダメージによってその範囲は高HPのVMAXポケモンにすらおよびます。

 

また、ハザードスターのマヒを強く通すために相手の手札に干渉できるカード(マリィ、ツツジ)を多めに採用していますが、ポケモン入れ替え等で解決されてしまった場合も、往路の毒で残りHPが10になるようにしておくことで後から特性かんしゃくヘッドでケアすることができます。

 

特に強力な例を挙げると、こちらの残りサイドが4枚のときに相手のVSTARポケモンに対してこの動きを実行したとします。毒のダメージで相手のバトルポケモンが倒れて自分の番が始まり、バトル場には240ダメージ程度が出せるムゲンダイナVMAXが残っている状態ですので、ここからボスの指令でさらにサイドを2枚とってリーサルできたとすると相手側がツツジの条件を満たすターンをスキップして勝利することができます。

 

これによってムゲンダイナVMAXが苦手とする雪道+ツツジの動きに抗する選択肢が生まれます。また、サイドを捲り返すパワーが非常に高いため、じゃんけんに負けて後攻になってしまった場合や序盤の手札が芳しくなく出遅れてしまった場合でも、あきらめずにプレイできるのが個人的に大好きなポイントです。

 

マタドガスの不採用について

マタドガスを採用したムゲンダイナデッキでは、後攻時にワザ:かくせいを使用することを重視してエネルギーをすべて悪エネルギーにすることになります。

さらに、マタドガスを強く使うためにハイド悪エネルギーを採用するのが一般的で、それに伴ってスタジアムはガラル鉱山になっていることが多いです。

 

このデッキではマタドガスを採用していないため、純粋にデッキパワーを底上げできるキャプチャーエネルギーを採用できているのが強力です。

ハイド悪エネルギーがあると逃げ0のポケモンを盤面に用意しやすいので盤面の取り回しが簡単になりますが、そこを解決する案として逃げるエネルギーがゼロのヒスイオオニューラVを採用しています。これでダークパッチ、あなぬけのヒモ、アサルトゲートが格段に使いやすくなります。

 

マタドガス入りのデッキでは後攻1ターン目の動きが基本的に「かくせい」を目指すことになりますが、このデッキでは後攻1ターン目に特筆して目指すべき行動があるわけではないため、HPの低いポケモンを倒すところから試合を開始できる選択肢としてアサルトゲートのフーパを採用しています。

もちろん、ドラピオンVの特性:ワイルドスタイルを発動できる相手には後攻1ターン目から強力な攻撃が可能です。ミュウVMAXデッキに対しては安定感が大幅に増したのではないかと思います。

 

採用カード

ドラピオンVSTAR

ワザ:ビッグバンアームもそこそこに強いワザなので、相手がベンチを絞る札をたくさん持っている場合はダークパッチをここに使う意識も忘れてはいけません。

逃げエネが3であり、止まるお祈りで呼ばれるとしたらまずコイツなので入れ替え札やエネルギーの扱いに注意します。

1枚採用でも足りますが、ハザードスターが必要な試合はかなり多いので安全を見て2枚採用としました。

 

ドラピオンV

僕のミュウVMAXに対する憎悪が具現化したポケモンであり、このデッキを組む原点です。最近ミュウ使う人減っちゃいましたけど。。。

 

ヒスイオオニューラV

逃げ0ポケモンとしての採用でしかありませんが、一応ワザがどちらもそこそこ優秀です。ハザードスター、こだわりベルト、かがやくヒスイオオニューラを重ねて使うとフェイタルクローで往復の毒込みで280のラインに到達できるのは覚えておくといいかもしれません。

 

悪タイプ逃げ0の種ポケモンは現在コイツとズバットしかいません。

タイムゲイザー/スペースジャグラーで彼らが収録されるまでスタンダードレギュレーションに悪タイプ逃げ0種ポケモンはいませんでした。

なんとこれより前に収録された同条件のカードはこれが最後でした。びっくりです。

 

ボール系

ポケモン通信がレギュ落ちした以降のムゲンダイナを触ったことがある人ならわかると思いますが、ハイパーボールが案外弱いものです。手札コストがそこそこ重たく感じるため、今回はスーパーボールとヒスイのヘビーボールに分散しています。

ヒスイのヘビーボールは別にサイド落ちケアとかではなく、雑に何かしらたねポケモンをノーコストで拾えるカードとしか思っていません。

 

入れ替え系

ヒスイオオニューラVをとりあえず前に出しておけば消費できる点でナイトアセットと噛み合い良く使え、アサルトゲートを打ったり傷ついたムゲンダイナVMAXを下げたりと用途は多いので4枚は必要じゃないかと思っています。

前のVSTARを攻撃したい場面が多い環境なのでポケモンいれかえを多めの採用。

 

ともだちてちょう

CLのときの記事にも書きましたが、ムゲンダイナデッキの手帳は強いです。今回はツツジを強く使うために一役買ってもくれています。

 

ロストスイーパー

余っても手札を消費してナイトアセットに繋げられるカードであり、雪道や崩れたスタジアムを対策しながら相手のお守りなども割れる便利なカードです。

2枚あってもいいくらいですが、最近は雪道を大量に積んでいるデッキが少ないため甘えて1枚にしました。

 

ロストシティ

デッキの基盤上非エクデッキに対して不利を取るため採用しています。

レジギガスソルロック&ルナトーンなどのデッキに対して効果的に使うのが望ましいです。

 

環境デッキとの対面

ギラティナVSTAR

レーニングコートは積極的に割ったほうがいいですが、スターレクイエムを打つ補助とならないようにロストシティを貼るタイミングには気を配ります。しかし、ギラティナVの採用枚数を絞っているデッキの場合はギラティナVを倒してロストへ送ると刺さることがあります。

ミラージュゲートから月光手裏剣を起動してくる場合ガラルジグザグマがかなりの負け筋になりうるため、1体はギラティナを倒すために仕方がないとしても2体目のプレイは慎重になったほうが良いです。

回収ネットに依存しており入れ替え札を絞った構成も多い上、手札をためこみがちで手札干渉が効きやすいデッキなのでハザードスターを絡めた動きは成功しやすいです。

ギラティナのHPラインが30n+10なので、ぴったり復路の毒で倒す+ジグザグマで入れ替えケアをするにはかがやくヒスイオオニューラを出してはいけません。これはほかのHP280のVSTARにも言えることです。

アサルトゲートのフーパキュワワーを倒す場面も多いです。感覚的なものですが多分有利な対面だと思います。アルセウスギラティナについても同様です。むしろスターレクイエムが飛んでこないだけ安いまであります。

 

ロストバレット

フーパとロストシティが活躍します。ロストマインや月光手裏剣の餌になりうるジグザグマの扱いに注意します。ボスでドラピオンVSTARを呼ばれて入れ替えられずロストマインで裏をボロボロにされるのも避けたい展開ですので、ギラティナが入ってなさそうであればドラピオンVSTARは必要ないです。基本的にはムゲンダイナVMAXのHPを押し付けていく恰好になるので、変な負け筋を作らないように前を向いてプレイという感じになります。

 

パルキアVSTAR

雪道ツツジ回避のハザードスターが重要な相手です。幸い手札干渉を重ねることができれば入れ替え札へのアクセスがそこまで楽なデッキではないため、ブン回っていれば十分に勝機はあります。こちらのベンチが7体か8体かであくうのうねりでムゲンダイナVMAXを一撃で倒す要求が大きく変わるため、注意が必要です。こだわりベルトを活用しましょう。ロストシティのせいでルリナで〇〇を回収できない!とかはあり得る対面ですが、雪道対策のほうがはるかに大切なのでスタジアムは慎重に扱います。

 

ミュウVMAX

ハザードスターは必要ありません。ムゲンダイナとドラピオンで殴り〇すのみです。

 

キュレムVMAX

実は結構苦しい相手です。さるぢえの存在によってマリィで事故りにくく、ハザードスターをキュレムVMAXに当てて勝負に出るしかないときはツツジの使用を要求されます。例えば後1きゅうそくれいとう、先2ドレッドエンドでキュレムV気絶、後2ダイフロストでムゲンダイナVMAX気絶と進行した場合、先攻3ターン目の要求がツツジ、ダークパッチ、手張り、ムゲンダイナ進化、ドラピオン進化、ベンチフル展開、かがやくヒスイオオニューラとなり非常に重たいです。

パルキアを倒せるなら倒してスターポータルを防いでムゲンダイナの生存確率を上げるなど、その場その場の工夫はありますが基本的には要求勝負だと思っています。

相性的には微不利くらいだと思います。全然勝ち筋はあるけど相手のほうが勝つための要求が軽い印象です。

 

おわりに

愛用していたムゲンダイナで新しい可能性を見いだせたのが楽しかったです。

最近はゼノブレイド3のためにあまり新たなデッキを模索したりできていないので、一旦は白熱のアルカナ待ちということになりそうです。

 

質問・ご意見など何かありましたらTwitter(@Luke_Noivern)までお願いします。

 

 

かつりょくせんセキタンザン

最近使っててなぜか勝率のいいデッキ紹介。

 

デッキコード:8K88x8-lOmOrO-8JJc8D

 

コンセプト

かつりょくせんでセキタンザンにエネルギーをいっぱいつける。

耐久して勝つ。

火力ラインとか

ベルト+ザクロで300ダメージを出すことができ、VSTARを一撃で沈められる点が他の闘タイプにはない大きなメリット。ダブルターボが1枚ついたままでも確定数に変化を与えません。

サーナイト+エイチ湖+ストーン闘4枚で120軽減なので、240ダメージまでならすごい傷薬1枚で全回復が可能です。

 

構築と立ち回り

とにかくゼニガメを最優先で置き、2ターン目にカイを使ってカメックスふしぎなアメを用意して活力栓でセキタンザンにストーン闘4枚とラッキーエネルギーを加速します。

 

相手のげっこうしゅりけんを警戒してゼニガメを3面置くみたいなプレイが必要になることがあり、要求も高く苦しいので警戒するならマナフィを採用するなどした方が安全です。おおきなおまもりを貼ればゼニガメが90ダメージを耐えられるので、セキタンザンに貼るのと兼用で入れる案もあります。

 

以降余ったカイはナマコブシときずぐすりのサーチに使って耐久していきます。

(闘抵抗持ち以外の)VSTAR相手にはベルト、それ以外ではフルフェイスガードを貼って戦います。

 

セキタンザンを2面立てるためには闘エネルギーが6枚必要になるので、オーロラエネルギーを2枚だけ採用しています。一応、オーロラエネルギー+ダブルターボエネルギーで技を使えるポケモンもいるので場合によっては視野にいれます。

 

最近はハピナスミルタンクを見なくなったので不採用としていますが、ヒスイジュナイパーVを1枚入れるだけで楽に勝てるようになるので見たければ採用します。

 

弱点

強制気絶系(スターレクイエム)

ターレクイエムを考慮してセキタンザンを2面立てるプレイになります。

 

エネ数参照系(スターミーV)

エネルギーを4枚以下に抑え、ストーン闘4枚ついた状態でダブルターボとすごいきずぐすりを常に同時に切り続けなければなりません。ラッキーエネルギーをつけられないことも響いてそこまで手札がかみ合わないので苦しいです。

 

草タイプ

無理です。

 

シンオウ神殿

やばすぎます。1枚くらいならすぐに張り替えて気合で回復すれば何とかならないこともないですが、何枚も飛んでくるとどうしようもないです。

 

 

僕がデッキを作るときに使ってるサイトとか紹介

2024/02/26 ブログのアクセス解析眺めてたらなんかやたらと検索から飛んでこられてたからちょっと追記修正

 

はじめまして。Lukeと申します。

”デッキビルダー”とか偉そうな名前を名乗るつもりはないのですが、平均1日1デッキ以上のペースで「デッキリスト」フォルダに画像ファイルが貯まっていくので時々周囲からそう呼ばれます。

 

とりあえずこの記事みて。って言えるようにまとめておきます。

 

1. 公式サイトのデッキ構築、カード検索

www.pokemon-card.com

いつもお世話になってます。

 

2. 一人回しツール

funamushi.net

これを画面共有すれば現物組まなくてもリモートポケカで試運転がギリ可能

Discordでリモートポケカをする場合、OBS(配信ソフト)を使うとダメカン置いたり手札隠したりとかができないこともない

 

3. Chrome拡張機能 ひとり回し君

chrome.google.com

デッキを調整しながら一人回しができる神ツール。

もうこれなしではデッキを作れない体になってます。

 

4. エネ加速の色見本

note.com

Violaさんという方のnote。

現スタンのカードプールにおけるエネ加速カードがすべて網羅されています。

新しいギミックでデッキを作りたいときにアイデアに困ったら見ます。

 

5. Limitless

limitlesstcg.com

強い人は大体使ってる気がします。ランキングとか見て掲載されてるリストを参考にすることがあります。

 

6. Youtube

www.youtube.com

チャンネル登録だけはしておいて、気になるデッキを見かけたらリストはチェックします。

個人的に新デッキ作成の意味で参考になりやすいのは、もちポケチャンネル、しんおーちゃんねると、だんのうらチャンネルです。

 

7. SortableDeck

note.com

デッキ構築のサイト上でマウスのドラッグ&ドロップでカードの並び替えができる拡張機能。棒グラフでポケモン/グッズ/サポート/スタジアム/エネルギーの枚数表示までしてくれます。神機能なんですが、現在提供を停止してしまっているようで、GoogleChromeからダウンロードすることができません。

 

僕は最近パソコンを新しく買い替えまして、以前のパソコンでお世話になっていたこの機能を追加できなくなっていました。

僕はこの拡張機能のフォルダを新PCに移植して強引に使い続けていますが、作者様が公開をとりやめているということなので紹介に留めておきます。

 

8. ポケカブック

pokecabook.com

環境デッキのサンプルレシピを探すのに便利。

 

9. PTCGL

わざわざ書くほどでもないですし、僕は実物のカードを触るほうが好きであまり使わないんですが一応。

 

10. すーあんこさんのnote

note.com

ドM向け風俗に行った話で数万リツイートされた有名人のデッキ。

奇抜な発想のものが多く、時々見に行っては刺激をもらっています。

 

 

 

また何かあったら追記します。